2018女子バレーボール世界選手権2018女子バレーボール世界選手権

2018バレーボール女子世界選手2018女子バレーボール世界選手権

RESULTS日本戦結果詳細

10月19日 日本×アメリカ 決勝ラウンド(5-6位決定戦)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
6位
1 23 16 25 23 -
アメリカ
5位
3 25 25 23 25 -

第1セットのスタメン

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

 両チームにとって今大会の最終戦。それぞれが集大成の舞台として臨んだ。
<第1セット>:センターエリアから攻めるアメリカに序盤から5連続失点を喫するが、古賀紗理那選手、黒後愛選手のスパイクで得点を重ね7-11と追いかける。荒木絵里香選手の速攻をきっかけに、奥村麻依選手のブロード攻撃、田代佳奈美選手のツースパイクで16-16と追いついた。そこから日本のスパイクミスなどで3連続失点したものの、嫌な流れを断ち切るかのように2枚替えで入った冨永こよみ選手と長岡望悠選手のコンビで17-19。古賀選手のフェイントで23-24と迫ったが、最後はスパイクミスで惜しくも届かなかった。
<第2セット>:このセットから石井優希選手が入った。出だしからアメリカのサーブにレシーブを乱され、キンバリー・ヒル選手のスパイクなどで5-8とリードを許した。古賀選手のスパイクがブロックされて10-18と差が開く中、セット中盤に2枚替えで入った長岡選手のスパイクで得点。アメリカのサーブミスでサイドアウトを取るが、カースタ・ロウ選手やジョーダン・ラーソン選手にスパイクを決められてこのセットも落とした。
<第3セット>:荒木選手の速攻や井上琴絵選手のディグでチャンスを作り、競り合いが続く。中盤は古賀選手、石井選手らが躍動し、お互いに粘るレシーブからのラリーを田代選手の冷静なツースパイクで13-12。さらに石井選手、新鍋理沙選手のスパイクで連続得点、また新鍋選手がラーソン選手を1枚でブロックし18-16とリードを広げた。さらに新鍋選手が次々とスパイクを決めて、最後は石井選手のスパイクで25点目。セットを奪った。
<第4セット>:序盤から新鍋選手のスパイク、サービスエース、古賀選手のブロックアウトで5-2と先行する。アメリカにも速攻やサーブで攻められて同点に並ぶと、その後も一進一退の攻防が続いた。しかし、中盤でアメリカのサーブに崩されて、ダイレクトで返ったボールをスパイクされるなど6連続失点。それでも気持ちが切れることはなく、新鍋選手のスパイクなどで得点を重ねて22-24に。あと一歩まで迫ったが、惜しくも23-25で敗れた。

10月15日 日本×イタリア 第3次ラウンド(G組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
0勝2敗
2 20 25 21 25 13
イタリア
1勝0敗
3 25 22 25 19 15

第1セットのスタメン

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

 相手はこれまで全勝のイタリアで、準決勝進出のために日本は勝利するしかない状況だった。
<第1セット>:黒後愛選手、古賀紗理那選手のスパイクで攻めるが、イタリアのブロック、ブロード攻撃、サービスエースで3連続失点して3-7。エゴヌ選手の強烈なバックアタックが襲い掛かったが、日本も黒後選手のスパイクや荒木絵里香選手のブロード攻撃などで10-14と食らいつく。古賀選手、新鍋理沙選手の攻撃で12-14と迫ったが、サーブミスや相手ブロックで13-17。終盤、古賀選手のスパイクなどで得点を重ねるも、最後は決められてセットを落とした。
<第2セット>:古賀選手が体を投げ出して上げたボールを、このセットから入った石井優希選手がブロックアウトを決めて6-3とリード。さらに石井選手がスパイク、サーブで連続得点をあげて10-5と差を広げた。エゴヌ選手のスパイクなどで16-15と詰め寄られたが、古賀選手のスパイク、荒木選手のブロックで18-15。さらに荒木選手や古賀選手が得点しリードを保つと、イタリアにスパイクやレシーブでミスが出始め、25-22でセットを取り返した。
<第3セット>:石井選手のサーブポイント、古賀選手のブロックとスパイクで3連続得点し勢いをつけるが、イタリアのサービスエースやブロックで12-16と離される。石井選手の思い切ったスパイクでサイドアウトを取るが、終盤はエゴヌ選手に次々と強烈なスパイクを決められて19-23。最後はシッラ選手に決められてセットを失った。
<第4セット>:イタリアのタッチネットから、石井選手のバックアタック、そして相手の連続スパイクミスと荒木選手のブロード攻撃で5連続得点し6-4とリードすると、さらに奥村麻依選手の速攻、石井選手のサービスエースとエゴヌ選手のスパイクミスで16-10。イタリアもミドルブロッカーを中心に得点するが、粘って拾い、攻撃につなげて最後は新鍋選手のスパイクで取り返した。
<第5セット>:エゴヌ選手のスパイクで先行されるが、相手ミスが続き、さらに新鍋選手のサービスエースで4-3。荒木選手がフェイント、サーブで得点して7-5とリードするが、エゴヌ選手の強烈なスパイクやイタリアのブロックで9-10と逆転される。荒木選手の速攻やブロックで13-14と粘ったが、最後はエゴヌ選手に決められて逆転でセットを失い、フルセットで敗れた。

10月14日 日本×セルビア 第3次ラウンド(G組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
0勝1敗
0 19 18 23 - -
セルビア
1勝0敗
3 25 25 25 - -

第1セットのスタメン

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 長岡 望悠
    1
    ウイングスパイカー
    長岡 望悠NAGAOKA, Miyu

    久光製薬スプリングス
    1991-07-25
    179cm/64kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 石井 優希
    7
    ウイングスパイカー
    石井 優希ISHII, Yuki

    久光製薬スプリングス
    1991-05-08
    180cm/68kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

 第3次ラウンドの初戦、第2次ラウンドでは3-1で退けたセルビアと2度目の対戦となった。
<第1セット>:レシーブで粘るセルビア。ボシュコビッチ選手とミハイロビッチ選手にスパイクを決められ6-13とリードされた。しかしセルビアのミスから古賀紗理那選手のサービスエース、荒木絵里香選手のブロックで3連続得点し14-20。ボシュコビッチ選手のスパイクなどで14-23と引き離されたが、相手ミスからボシュコビッチ選手のスパイクを奥村麻依選手がブロック、さらに得点を重ねて19-23と迫ったが、最後はスパイクミスを犯してセットを落とした。
<第2セット>:井上琴絵選手のレシーブ、長岡望悠選手のスパイクでサイドアウトを重ねたが、相手の両エースに連続得点を許し10-17とされる。終盤で石井優希選手に代わり黒後愛選手が入ると、ライトからの強打で14-21。さらに長岡選手がスパイクを決め、全員でつないだボールがセルビアコートに落ちるなど4連続得点で18-23とするが、最後はミスで落とした。
<第3セット>:長岡選手に代わり新鍋理沙選手が入り、第2セットに続いて黒後選手が入った。一進一退の攻防が続いたが、田代佳奈美選手のツーアタックからセルビアの連続スパイクミス、奥村選手のブロックで8-6。セルビアのサーブミスから黒後選手のバックアタック、古賀選手のスパイク、相手ミスで16-14とリードを保つ。勢いのついた日本は古賀選手の得点で19-17とすると、黒後選手のブロックアウトで20点目。しかし、セルビアのサービスエースで22-22と同点にされると、最後は日本のミスが続いて23-25と逆転されストレート負けを喫した。

10月11日 日本×ブラジル 第2次ラウンド(E組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
7勝2敗
2 25 25 26 21 11
ブラジル
7勝2敗
3 23 16 28 25 15

第1セットのスタメン

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 小幡 真子
    16
    リベロ
    小幡 真子KOBATA, Mako

    JTマーヴェラス
    1992-08-15
    164cm/56kg

【戦評】

 日本は1セットを獲得すれば第3次ラウンド進出が決まる、という状況で臨んだ。
<第1セット>:古賀紗理那選手のスパイクで先制。その後も古賀選手のスパイクで攻めるが、ブラジルの3枚ブロックやロドリゲス選手のスパイクで8-11とリードを許す。古賀選手のバックアタック、奥村麻依選手のブロード攻撃で13-15と追いかけるが、ロドリゲス選手のスパイクで16-20。中盤で黒後愛選手に代わって出場した石井優希選手のスパイクが決まり、さらに荒木絵里香選手の連続サービスエースで22-22と並ぶ。ブラジルのミスで23-22と日本が逆転、ロドリゲス選手のスパイクで再び同点にされるが、石井選手のスパイクで24点目。そして最後は新鍋理沙選手のブロックが決まりセットを奪った。
<第2セット>:キャプテン・岩坂名奈選手がスタートから出場。序盤から一進一退の攻防が続くが、奥村選手のスパイクや石井選手のサービスエースで7-3。さらに石井選手のスパイクと岩坂選手のサービスエースで12-9とリードを広げた。その後も奥村選手のブロックが立て続けに決まり、18-10と日本の勢いは止まらず、石井選手や古賀選手のスパイクを中心に得点を重ね、途中出場の選手も躍動して25-16とセットを連取した。
<第3セット>:序盤からブラジルのサービスエース、ブロックなどで2-6とリードを許す。相手のスパイクミスや古賀選手のスパイク、岩坂選手のクイックなどで6連続得点を奪い10-8と逆転、ブラジルの高いブロックに阻まれる場面もあったが、石井選手のレシーブから古賀選手がスパイクを決めて20-17。しかし、終盤ではブラジルの高いブロック、気迫あふれるスパイクに押されてジュースに持ち込まれると、最後はブラジルのサーブにレシーブを崩され、惜しくも落とした。
<第4セット>:井上琴絵選手を中心に粘って長いラリーへと持ち込み、石井選手がコート奥にスパイクを決めて4-3とリード。さらに長岡望悠選手のスパイク、古賀選手のサーブやバックアタックで16-12とする。しかし、ここからブラジルがスパイク、ブロックで9連続得点し16-21と逆転された。石井選手のサービスエースで19-21と追い上げるが、勝負どころでブラジルにクイック、ブロック、スパイクと3連続ポイントを奪われて21-25でこのセットも失った。
<第5セット>:出だしから石井選手のスパイク、サーブポイントで3-0とリードするが、ブラジルの強烈なスパイクが決まり、日本にミスも出て7-9。田代佳奈美選手のツーアタックで8-9、岩坂選手のブロックで9-12と迫ったが、最後はブラジルの強打でブロックアウトを取られて、11-15で押し切られ、フルセット負けを喫した。

■第2次ラウンドE組順位表(10月11日終了時)

1位:オランダ(8勝1敗、勝点24)
2位:日本(7勝2敗、勝点22)
3位:セルビア(7勝2敗、勝点21)
--ここまで第3次ラウンド進出
4位:ブラジル(7勝2敗、勝点20)
5位:ドミニカ共和国(5勝4敗、勝点16)
6位:ドイツ(5勝4敗、勝点14)
7位:プエルトリコ(3勝6敗、勝点9)
8位:メキシコ(1勝8敗、勝点3)

10月10日 日本×セルビア 第2次ラウンド(E組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
7勝1敗
3 15 25 25 25 -
セルビア
7勝1敗
1 25 23 23 23 -

第1セットのスタメン

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 長岡 望悠
    1
    ウイングスパイカー
    長岡 望悠NAGAOKA, Miyu

    久光製薬スプリングス
    1991-07-25
    179cm/64kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

<第1セット>:序盤からミハイロビッチ選手の強打や両ミドルブロッカーのクイックでセルビアの高さを見せつけられる。日本も荒木絵里香選手のブロード攻撃や、黒後愛選手のバックアタックで5-6と食らいつき、古賀紗理那選手のブロックで同点に並んだ。しかし、セルビアのブロックを前に8連続失点で8-19。長岡望悠選手が強気に打ち込んで11-23と徐々に得点し、荒木選手のブロード攻撃やブロックで13-23と食らいつくが、最後はサーブミスでセットを落とした。
<第2セット>:田代佳奈美選手のツーアタックが2本決まって5-4とリード。さらにミハイロビッチ選手のバックアタックをブロックして8-6。その後もセルビアのサーブミスから、奥村麻依選手のブロック、相手のスパイクミスで連続得点して16-12と点差を広げたが、セルビアの高さを生かしたスパイクやフェイントで詰め寄られる。しかし長岡選手のスパイクで点数を重ね、最後も井上琴絵選手のディグから長岡選手のブロックアウトでセットを取り返した。
<第3セット>:序盤からセルビアのブロックやサービスエースなどで5連続失点を喫するが、長岡選手のスパイクで追い上げ、石井優希選手のスパイク、セルビアのスパイクミス、さらに田代選手のサービスエースで12-10と逆転すると、その後も長岡選手のスパイクで攻めて16-14。終盤、古賀選手が勝負強さを見せて、21点目以降はすべて古賀選手のスパイクポイントで25-23とし、セットを連取した。
<第4セット>:井上選手を中心に粘り強いレシーブから古賀選手、石井選手らアウトサイドヒッター陣が得点を重ねていく。セルビアがサーブやスパイクでミスを続けたところで古賀選手がブロックを決めて10-8。その後、セルビアに高い打点からのスパイクなどで6連続得点を許して11-15とされるが、セルビアのタッチネット、石井選手のサービスエース、古賀選手のフェイント、そして長岡選手のスパイクで18-18と追いついた。勢いもそのままに、荒木選手の速攻で22-21とリードすると、石井選手のスパイクで24、25点目を奪ってこのセットを制し、勝利をつかんだ。

■第2次ラウンドE組順位表(10月10日終了時)

1位:セルビア(7勝1敗、勝点21)
2位:日本(7勝1敗、勝点21)
3位:オランダ(7勝1敗、勝点21)
4位:ブラジル(6勝2敗、勝点18)
5位:ドイツ(5勝3敗、勝点14)
6位:ドミニカ共和国(4勝4敗、勝点13)
7位:プエルトリコ(2勝6敗、勝点6)
8位:メキシコ(1勝7敗、勝点3)

10月8日 日本×プエルトリコ 第2次ラウンド(E組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
6勝1敗
3 25 25 25 - -
プエルトリコ
2勝5敗
0 22 14 18 - -

第1セットのスタメン

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 石井 優希
    7
    ウイングスパイカー
    石井 優希ISHII, Yuki

    久光製薬スプリングス
    1991-05-08
    180cm/68kg

  • 小幡 真子
    16
    リベロ
    小幡 真子KOBATA, Mako

    JTマーヴェラス
    1992-08-15
    164cm/56kg

【戦評】

<第1セット>:古賀紗理那選手のサービスエースやバックアタックで8-4。さらに相手のスパイクミス、奥村麻依選手のフェイントなどでも得点を重ね、序盤から6連続得点で引き離した。プエルトリコのブロード攻撃を石井優希選手が1枚でブロックして19-11。しかし、終盤でプエルトリコに立て続けにブロックされて24-22と迫られる。それでも最後は新鍋理沙選手が落ち着いてスパイクを決め、セットをものにした。
<第2セット>:序盤はプエルトリコのネイラ・オルティス選手の速攻やブロックで苦しめられたが、石井選手のスパイク、荒木絵里香選手のフェイント、そしてこのセットからスタメンで入った長岡望悠選手のスパイクで3連続得点し8-5と抜け出す。その後も長岡選手、石井選手が強気にスパイクを決めて得点を重ねると、最後は相手のミスで25-14と差をつけてセットを連取した。
<第3セット>:奥村選手が速攻、サービスエースで連続得点のきっかけをつくり7-4としたが、プエルトリコもブロックやダリ・サンタナ選手のスパイクで3連続得点して7-6。その後、プエルトリコに連続でスパイクミスが出ると、この日チームトップの12得点をあげた荒木選手のクイックが決まり14-8。最後はブロックが決まり、25-18でセットを奪いストレートで勝利した。

■第2次ラウンドE組順位表(10月8日終了時)

1位:セルビア(7勝0敗、勝点21)
2位:オランダ(7勝0敗、勝点20)
3位:日本(6勝1敗、勝点18)
4位:ブラジル(5勝2敗、勝点16)
5位:ドイツ(4勝3敗、勝点11)
6位:ドミニカ共和国(3勝4敗、勝点10)
7位:プエルトリコ(2勝5敗、勝点6)
8位:メキシコ(1勝6敗、勝点3)

10月7日 日本×ドミニカ共和国 第2次ラウンド(E組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
5勝1敗
3 25 28 22 25 15
ドミニカ共和国
3勝3敗
2 17 26 25 27 11

第1セットのスタメン

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 小幡 真子
    16
    リベロ
    小幡 真子KOBATA, Mako

    JTマーヴェラス
    1992-08-15
    164cm/56kg

【戦評】

<第1セット>:序盤からお互いにスパイク、サーブとミスが続くが、古賀紗理那選手のブロック、インナーに打ち込むスパイクや黒後愛選手のバックアタックなどで6連続得点の場面も。奥村麻依選手、黒後選手らが3連続ブロックを決め15-8。ドミニカ共和国もクイックを中心に23-17と追いすがったが、黒後選手のスパイクや相手ミスでセットを先取した。
<第2セット>:序盤はリードを奪われたが、古賀選手のブロック、強打で14-13と逆転。終盤、デラクルス選手のスパイクなどで19-21と先行されると、2枚替えで長岡望悠選手と冨永こよみ選手が出場した。長岡選手のスパイクで22-22と同点にしてジュースにもつれ込むと、黒後選手のスパイクなどでさらに得点し、28-26とセットを連取した。
<第3セット>:序盤からデラクルス選手のスパイクを止められず、追いかける展開が続く。終盤で黒後選手に代わって石井優希選手が入り、キレのあるスパイクを打ち込むなど流れを引き寄せかけたが、ドミニカ共和国の強打に押されて22-25でセットを落とした。。
<第4セット>:どこからでも強烈な一打を放つドミニカ共和国のスパイクを前に苦しいラリーが続く。何とか立て直したいところでは長岡選手と冨永選手がコートに立ち、冨永選手から託されたトスを長岡選手が打ち切って18-19と追い上げる。長岡選手はサーブでもポイントを奪い、さらに苦しいラリーを長岡選手のバックアタックで制して食らいつき、そのまま再びジュースに。黒後選手のスパイクや古賀選手のブロックアウトで25-24とセットポイントを握ったが、ここでサーブミス、さらに長岡選手のスパイクが止められ、最後は相手のスパイクで逆転されセットを失った。
<第5セット>:長岡選手と冨永選手がスタートから、そして黒後選手と代わって石井選手が入る布陣で挑んだ。その石井選手がサーブ、スパイクで輝きを放ち、連続得点でリードを奪うと、長岡選手も鋭いスパイクを打ち込んで勢いを作る。ドミニカ共和国も多彩な攻撃で攻めてくるが、石井選手のスパイクで連続失点を食い止め、奥村選手のクイック、古賀選手のスパイクで13-9。最後は古賀選手のスパイクが決まり15-11でフルセットの激闘を制した。

■第2次ラウンドE組順位表(10月7日終了時)

1位:セルビア(6勝0敗、勝点18)
2位:オランダ(6勝0敗、勝点17)
3位:日本(5勝1敗、勝点15)
4位:ブラジル(4勝2敗、勝点13)
5位:ドイツ(4勝2敗、勝点11)
6位:ドミニカ共和国(3勝3敗、勝点10)
7位:プエルトリコ(2勝4敗、勝点6)
8位:メキシコ(1勝5敗、勝点3)

10月4日 日本×ドイツ 第1次ラウンド(A組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
4勝1敗
3 27 25 26 - -
ドイツ
3勝2敗
0 25 20 24 - -

第1セットのスタメン

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

<第1セット>:第1次ラウンド最終戦、3勝1敗同士の対戦となった。第1セット序盤はサイドアウトの応酬となる。古賀紗理那選手のサービスエースで得点を奪うも、両サイドから仕掛ける打点の高いドイツの攻撃に苦しみ、ブレイクチャンスを作ることができない。しかし終盤、奥村麻依選手のクイックでチャンスを作ると、黒後愛選手のスパイクで得点。セッター田代佳奈美選手がミドルブロッカーへ効果的に配球し、荒木絵里香選手のブロード攻撃でセットポイントを握ると、レシーブで粘ったボールを古賀選手が決め切ってセットを先取した。
<第2セット>:流れに乗って古賀選手のバックアタック、サービスエースで連続得点を奪い、8-5とリードする。その後もサーブで攻めて優位に試合を運び、古賀選手のスパイク、黒後選手のバックアタック、そして田代選手のサービスエースで3連続得点。16-10でセカンドタイムアウトを迎えた。その後、ここまで苦しめられてきたドイツのエース、リップマン選手を荒木選手がブロック。終盤、古賀選手の大活躍でさらに勢いを加速させてドイツを振り切り、セットを連取した。
<第3セット>:荒木選手のブロード、奥村選手のブロックやBクイックなどミドルブロッカー陣の活躍で得点を重ねた。さらに黒後選手のスパイク、古賀選手のバックアタックなど多彩な攻撃で主導権を握る。荒木選手が再びブロックで得点すれば、古賀選手のフェイントも決まってリード。しかし終盤、サーブで攻めるドイツの追い上げに合い、サービスエースを含めて6連続失点で22-23と逆転されてしまう。そこで長岡望悠選手と冨永こよみ選手を二枚替えで投入すると、長岡選手が期待に応える一打を放ち23-23と同点に追いつく。互いに譲らずジュースにもつれこむ展開から、黒後選手の強打でマッチポイントを握ると、古賀選手のサーブでドイツのミスを誘い、ストレートで勝利。4勝1敗で第1次ラウンドを終えた。

■第1次ラウンドA組順位表(10月4日終了時)

1位:オランダ(5勝0敗、勝点14)
2位:日本(4勝1敗、勝点13)
3位:ドイツ(3勝2敗、勝点9)
4位:メキシコ(1勝4敗、勝点3)
---ここまでが第2次ラウンド進出
5位:アルゼンチン(1勝4敗、勝点3)
6位:カメルーン(1勝4敗、勝点3)

10月3日 日本×カメルーン 第1次ラウンド(A組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
3勝1敗
3 25 25 25 - -
カメルーン
1勝3敗
0 19 20 11 - -

第1セットのスタメン

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 岩坂 名奈
    3
    ミドルブロッカー
    岩坂 名奈IWASAKA, Nana

    久光製薬スプリングス
    1990-07-03
    187cm/75kg

  • 石井 優希
    7
    ウイングスパイカー
    石井 優希ISHII, Yuki

    久光製薬スプリングス
    1991-05-08
    180cm/68kg

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 島村 春世
    9
    ミドルブロッカー
    島村 春世SHIMAMURA, Haruyo

    NECレッドロケッツ
    1992-03-04
    182cm/78kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 小幡 真子
    16
    リベロ
    小幡 真子KOBATA, Mako

    JTマーヴェラス
    1992-08-15
    164cm/56kg

【戦評】

<第1セット>:3戦目に続きスターティングメンバーで出場した石井優希選手がスパイクで先取点を奪う。序盤、カメルーンの連続ブロックで失点したが、黒後愛選手のパワフルな攻撃で次々に得点。8-5で1回目のテクニカルタイムアウトを迎える。その後、カメルーンのフェイントやスパイクで得点を許すも、石井選手のバックアタックやキャプテン・岩坂名奈選手のサービスエース、長いラリーを制した新鍋理沙選手のスパイク得点でリズムをつかんだ。中盤、レシーブで粘るカメルーンに高いジャンプからの攻撃で得点され、1点差まで詰め寄られたが、黒後選手のスパイク、田代佳奈美選手のサーブ、島村春世選手のクイックなどで加点しセットを先取した。
<第2セット>:新鍋選手に代えて、長岡望悠選手を投入した。その長岡選手のスパイク、黒後選手のブロックで得点するが、波に乗るカメルーンもスパイクやブロックで得点し、序盤は競り合う展開に。ブレイクチャンスをつかみたい日本は長岡選手のスパイクで一歩抜け出すと、途中出場の奥村麻依選手のブロックや長岡選手のサービスエースで連続得点を奪い、粘るカメルーンを振り切りセットを連取する。
<第3セット>:序盤、長岡選手がスパイクにサーブに躍動。さらに黒後選手のバックアタック、田代選手のブロックで8-4とリードした。さらに石井選手の機動力を生かした多彩なスパイクなどで得点、二段トスからの黒後選手のスパイク、長岡選手のジャンプサーブでエースを奪うなど、持ち味を生かしてカメルーンを圧倒しストレートで勝利。この日、第2次ラウンド進出も確定した。

■第1次ラウンドA組順位表(10月3日終了時点)

1位:オランダ(4勝0敗、勝点11)
2位:日本(3勝1敗、勝点10)
3位:ドイツ(3勝1敗、勝点9)
4位:メキシコ(1勝3敗、勝点3)
5位:カメルーン(1勝3敗、勝点3)
6位:アルゼンチン(0勝4敗、勝点0)

10月1日 日本×メキシコ 第1次ラウンド(A組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
2勝1敗
3 25 25 25 - -
メキシコ
1勝2敗
0 15 15 15 - -

第1セットのスタメン

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 長岡 望悠
    1
    ウイングスパイカー
    長岡 望悠NAGAOKA, Miyu

    久光製薬スプリングス
    1991-07-25
    179cm/64kg

  • 岩坂 名奈
    3
    ミドルブロッカー
    岩坂 名奈IWASAKA, Nana

    久光製薬スプリングス
    1990-07-03
    187cm/75kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 石井 優希
    7
    ウイングスパイカー
    石井 優希ISHII, Yuki

    久光製薬スプリングス
    1991-05-08
    180cm/68kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

<第1セット>:これまでの2 戦とガラリとスターティングメンバーを入れ代えて臨んだ。序盤で今大会初スタメンのキャプテン・岩坂名奈選手のサービスエースや長岡望悠選手のブロックで連続得点を奪うと、古賀紗理那選手のスパイクで主導権を握る。その後もサーブで攻めて、奥村麻依選手の2本のサービスエースやブロックなどで大量リードし終盤へ。リリーフサーバー内瀬戸真実選手のサービスエース、岩坂選手のブロックで圧倒しセットを先取した。
<第2セット>:奥村選手に代えて島村春世選手を投入。1 セット目は今一つ調子をつかめなかった長岡選手がフェイント、強打で得点する。メキシコにも思い切りのよい攻撃とフェイントで得点を許し、序盤はサイドアウトの応酬となるが、島村選手のサービスエースでブレイクすると流れをつかみ、有利にゲームを展開。中盤、サーブレシーブを乱され2 点差まで詰め寄られるが、長岡選手、古賀選手の攻撃で突き放すと、途中出場の内瀬戸選手のサーブで相手を崩し、石井優希選手のパワフルな攻撃で6 連続得点。終盤には冨永こよみ選手、黒後愛選手も投入、岩坂選手のサービスエースでセット連取に成功した。
<第3セット>:冨永選手らスターティングメンバーを3人代えて臨んだ。石井選手、長岡選手のスパイクに加えて、島村選手のクイックで得点するなど多彩な攻撃を展開。長岡選手の連続サービスエースでリードを奪うと、内瀬戸選手のスパイク、長岡選手のブロックで得点。中盤、ドゥルセ選手のサーブで乱されて連続失点したものの、長岡選手のスパイクですぐに得点し、石井選手のサービスエースも出て圧倒した。終盤には内瀬戸選手が3連続ポイントを奪うなどリズムをつかんで押し切り、ストレートで勝利を飾った。

■第1次ラウンドA組順位表(10月1日終了時点)

1位:オランダ(3勝0敗、勝点8)
2位:日本(2勝1敗、勝点7)
3位:ドイツ(2勝1敗、勝点6)
4位:メキシコ(1勝2敗、勝点3)
5位:カメルーン(1勝2敗、勝点3)
6位:アルゼンチン(0勝3敗、勝点0)

9月30日 日本×オランダ 第1次ラウンド(A組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
1勝1敗
2 25 25 26 25 13
オランダ
2勝
3 27 16 28 19 15

第1セットのスタメン

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

<第1セット>:荒木絵里香選手のブロックで幸先よく先制すると、新鍋理沙選手がサービスエースを奪った。荒木選手のブロード攻撃や、古賀紗理那選手の相手ブロックを巧みに利用したスパイクで流れをつかみ、サーブでも攻めて、ブロックとレシーブで粘り強くつなぎリード。しかし、終盤、オランダが10番スローティエス選手のスパイクなどで追い上げ、さらにサウスポーの6番フロットヒュース選手の硬軟織り交ぜたスパイクで3連続得点を許し22-22で同点に。日本も粘ってジュースにもつれ込んだが、最後はオランダのサーブがエンドラインぎりぎりに決まりセットを失った。
<第2セット>:古賀選手がスパイクを決めて3連続得点。黒後愛選手のバックアタックも決まり、8-4とリードした。中盤はサイドアウトの応酬となるが、その均衡を破ったのは古賀選手。4連続でスパイクを決めて16-9と大量リードを奪うと、田代佳奈美選手の連続サービスエースも出て、セットを奪い返した。
<第3セット>:序盤からオランダの高いブロックに攻撃を阻まれてリードを許す。荒木選手がブロード攻撃、サービスエースで連続得点を奪ったものの、オランダがすぐに切り返し、スローティエス選手の強烈なスパイクで得点。常にオランダに先行を許したが、粘り強く拾って古賀選手の軟攻で17-17 と同点に追いつく。そこからは一進一退の攻防となるが、リバウンドで態勢を立て直すなど丁寧に攻撃を重ね、古賀選手のスパイクで21-20 と逆転に成功。しかし、途中出場の内瀬戸真実選手がブロックされ、ミスも重なって23-22 と詰め寄られ、またしてもジュースに。白熱した展開から、土壇場でオランダの高い攻撃力を攻略できずにセットを落とした。
<第4セット>:後がなくなった日本は奥村麻依選手のブロック、古賀選手のスパイク、荒木選手のクイックで得点し、8-5 とリード。さらに奥村選手がスローティエス選手をブロックで仕留めると、レシーブで粘るオランダに対し、新鍋選手が効果的に攻めて11-6 とリードを奪った。波に乗った日本は黒後選手のスパイク、荒木選手のサービスエースで加点し、新鍋選手もスパイク、サーブに躍動。序盤のリードを守り切ってセットを奪った。
<第5セット>:互いに譲らぬ展開から、田代選手のこの試合2 本目となるブロック、荒木選手のブロード攻撃で得点。オランダも攻撃とブロックで得点を重ねた。中盤の競り合いで奥村選手のブロックが出るなど抜け出しかけたが、逆にオランダもブロックで日本の攻撃を阻み7-9 とされる。日本はレシーブで粘り、黒後選手の連続得点で9-9 と追いつくが、オランダの高い壁を攻略しきれずにマッチポイントを握られてしまう。あきらめない日本は黒後選手がスパイク、そして連続サービスエースで得点し1 点差まで追い上げるが、あと一歩届かず、激闘の末に敗れた。

■第1次ラウンドA組順位表(9月30日終了時点)

1位:オランダ(2勝0敗、勝点5)
2位:日本(1勝1敗、勝点4)
3位:ドイツ(1勝1敗、勝点3)
4位:メキシコ(1勝1敗、勝点3)
5位:カメルーン(1勝1敗、勝点3)
6位:アルゼンチン(0勝2敗、勝点0)

9月29日 日本×アルゼンチン 第1次ラウンド(A組)

チームセット
カウント
得点
12345
日本
1勝
3 25 25 25 - -
アルゼンチン
1敗
0 15 13 12 - -

第1セットのスタメン

  • 新鍋 理沙
    4
    ウイングスパイカー
    新鍋 理沙SHINNABE, Risa

    久光製薬スプリングス
    1990-07-11
    173cm/64kg

  • 荒木 絵里香
    5
    ミドルブロッカー
    荒木 絵里香ARAKI, Erika

    トヨタ車体クインシーズ
    1984-08-03
    186cm/81kg

  • 黒後 愛
    21
    ウイングスパイカー
    黒後 愛KUROGO, Ai

    東レアローズ
    1998-06-14
    180cm/69kg

  • 古賀 紗理那
    2
    ウイングスパイカー
    古賀 紗理那KOGA, Sarina

    NECレッドロケッツ
    1996-05-21
    180cm/67kg

  • 奥村 麻依
    13
    ミドルブロッカー
    奥村 麻依OKUMURA, Mai

    ナコンラチャシマ
    1990-10-31
    177cm/69kg

  • 田代 佳奈美
    22
    セッター
    田代 佳奈美TASHIRO, Kanami

    CSMブカレスト
    1991-03-25
    173cm/66kg

  • 井上 琴絵
    15
    リベロ
    井上 琴絵INOUE, Kotoe

    CSMブカレスト
    1990-02-15
    162cm/55kg

【戦評】

<第1セット>:田代佳奈美選手のサービスエースで先制点。黒後愛選手がライトから豪快に得点を決め、波に乗るかと思われたが、途中アルゼンチンの粘るレシーブの前に得点を阻まれる。しかし、新鍋理沙選手のサーブで相手を崩し、サービスエース2本を含む5連続得点で突き放すと、黒後選手のスパイク、古賀紗理那選手のフェイント、荒木絵里香選手のブロックなどで得点。その後も、新鍋選手のスパイク、荒木選手のネットインによるサービスエースで次々に得点を重ねた。途中出場の長岡望悠選手も強烈な一打を放ち、セットを先取した。
<第2セット>:1セット目同様、バックアタックを絡めた立体的な攻撃を仕掛けた日本。序盤こそなかなかブレイクのチャンスを作れなかったものの、古賀選手のバックアタックや黒後選手のスパイクで得点し、8-5と3点リードでテクニカルタイムアウトを迎えた。さらに黒後選手のサービスエースで加点し流れをつかむと、荒木選手のクイック、奥村麻依選手のブロード攻撃などミドルブロッカー陣を中心とした多彩な攻撃で畳み掛ける。奥村選手、黒後選手のブロックも出て大量リードを奪いセットを連取した。
<第3セット>:荒木選手が前後に揺さぶるサーブで崩して連続得点を奪い5-2とリード。途中、アルゼンチン選手同士が接触して一時試合が中断されたが、日本はペースを乱すことなく攻め続けた。好調の新鍋選手がサーブで攻めると、この日、チームトップの15得点と大活躍の古賀選手が積極的にトスを呼び、相手のブロックをかわして得点。黒後選手のバックアタックでも加点するなど、怒涛の攻撃を仕掛けた。12連続得点でアルゼンチンを圧倒し、ストレート勝利。世界選手権初戦を白星で飾った。

■第1次ラウンドA組順位表(9月29日終了時点)

1位:日本(1勝0敗、勝点3)
2位:カメルーン(1勝0敗、勝点3)
3位:オランダ(1勝0敗、勝点3)
4位:ドイツ(0勝1敗、勝点0)
5位:メキシコ(0勝1敗、勝点0)
6位:アルゼンチン(0勝1敗、勝点0)